究極の質問ですね。
オイルは信仰。
人それぞれ『オレ流』を誰もが持ってます。
- 高価な高グレードオイルを、長距離く使う
- 安価な低グレードオイルを、高頻度で交換して使う
どちらが良いのかは、容易には口に出せない雰囲気がある。

前置きは良いから
結局どっちが良いの?
そんな疑問を解消します。
- 腐っても鯛
- 畳と○○は新しい方が良い
議論が分かれるところだけど
ダメなオイルはいくら新しくてもダメなのは確か
こんな内容を知って、スッキリしよう。
オイルは宗教です。
日本には信仰の自由が有るので、何を信じても咎められることは無い。
けれど、ダメなものはダメ。
ノーと言える日本人で居よう。
高いオイルと安いオイルの違い

- 鉱物油:石油を精製した普通のオイル
- 化学合成油:鉱物油から不純物を科学的に取り除いた高性能オイル
- 合成油:鉱物油と化学合成油のブレンド
一般的なオイルの種類はこの3種類。
ベースオイルが3種のどれなのかは、明示されています。
基本的には、安いオイルは鉱物油を使い、高いオイルは合成油を使ってます。
これをベースに、各社がそれぞれ『添加剤』を加えてオリジナルブランドにしている。
添加剤の配合

ベースオイルは表示されてるけど、
その先の『添加剤』は闇の中
ベースオイルに、各社秘伝の配合で添加剤を加えてます。
添加剤は主に8種類
- 清浄分散剤
スラッジやカーボンの蓄積を防ぎ、エンジン内部を清浄に保つ。 - 酸化防止剤
高温での酸化を防ぎ、オイルの劣化を遅らせる。 - 摩耗防止剤
エンジンの金属同士が直接接触するのを防ぐ。 - 摩擦調整剤
摩擦を低減し、燃費向上 - 粘度指数向上剤
温度変化に応じてオイル粘度を安定させる - 抑泡剤
オイルが泡立つのを防ぎ、潤滑性能の低下を防止。 - 防錆・防食剤
金属表面を保護し、サビや腐食を防ぐ - 金属被膜形成剤
高負荷や衝撃条件で金属表面に保護膜を形成
ぞれぞれの成分の選定、そして配合はもちろん門外不出。
ユーザーが知る由もありません。
安いオイルはベースオイルに近く、高いオイルには最新の添加剤が含まれる。
化学合成油にエステルっていうもっと高級な化学合成油を入れたものまである。
添加剤の効果

信じる者は救われる
添加剤の効果については、正直体感するのは難しい。
オイルを変えた直後は、安い鉱物油でもスコスコ変速が決まり気持ちイイ。
その気持ち良さがいつまで続くのかが、添加剤の効能の1つなのだろうか。
だとすれば、高価なオイルは長時間スコスコと決まる?
体感できる?
また、エンジン保護の差が添加剤の差だとすれば、その差を体感できる?
オイルの値段と交換の目安

種類 | 価格 | 交換距離 | 交換周期 |
---|---|---|---|
鉱物油 | 800〜1,500円/L | 2,000〜3,000km | 6か月 |
部分合成油 | 1,500〜2,500円/L | 3,000〜5,000km | 6〜12か月 |
化学合成油 | 2,500〜4,000円/L | 5,000〜8,000km | 12か月 |
エステル系 | 3,500〜6,000円/L | 5,000〜10,000km | 12か月 |
一般的に、鉱物油は安価で、化学合成油は高価。
交換周期は、距離または期間のどちらかが到達した時点で交換するのが是とされている。
例えば化学合成油なら、年に3,000kmしか走らなかったとしても1年経ったら交換した方が良い。
さらに、高回転を多用する走りをしたり、チョイ乗りで短距離しか走らない場合が多いのはシビアコンディションとして、通常交換周期よりも早い交換が推奨されてます。
125cc・250ccといった小排気量車は、高回転を使う頻度が高いので、こもれもまた通常交換周期よりも早い交換した方が良い。
で、どっちが良いの?

前置きが長くなってしまったけれど、
最初の疑問に戻り
- 1,000円/Lの鉱物油を3,000km毎に交換する
- 3,000円/Lの化学合成油を8,000km毎に交換する
どっち?
もちろん、3,000円/Lの化学合成油を3,000kmに交換するのがベストなのは間違いない。
財力のある人は、憂いが無いのでそうすべきです。
安いオイルを高頻度で変えるのと、高グレードの高価なオイルを長く使うのとどっちが良いのか?
議論は分かれてお互いに相容れないのが実情です。
信じた道を行くしかない

- 1,000円/Lの鉱物油を3,000km毎に交換する
- 3,000円/Lの化学合成油を8,000km毎に交換する
どちらの道を選んだとしても、決定的な不具合が出ることは無い
信じた道に踏み出そう
どちらを信仰するにしても、規定の交換頻度を大きく踏み外さない限り、エンジンに致命的だダメージを得ることは有りません。
だから、自分の信じた道を行こう。
どっちも正解です。
安価なオイルを高頻度で交換する道

1,000円/L以上のオイルであれば、粗悪品ということはまず無い。エンジンの調子が悪くなることも無いはず。
そして交換直後は、シフトチェンジ毎に、感動レベルのスコスコ感を得られるだろう。
しかし2,3回乗れば、そこ感動も当たり前になり何も感じない。
慣れるのは早いからね。
そして月日が経って3,000kmも走ればニュートラルにならずにイラっとしたりもする。
1,000円/Lならオイル交換も気安い。
畳と○○は新しい方が良いしね!
高価なオイルを長く使う道

逆に、3,000円/Lの高級オイルはレースにも使えるという触れ込みで、承認欲求を満たせる。
交換直後の静かなエンジン音やシフトチェンジの容易さは、特筆かもしれない。
フラシーボと揶揄されたとしても、余裕で微笑み返せる。
高級オイルなのだから、酸化も押さえられて粘土も維持されるはず。
長期間にわたってその性能が維持されると信じよう。
腐っても鯛だからね。
おすすめのオイル

特にこだわりがないのなら、ホンダ純正オイルがおすすめ。
ホンダ以外のバイクでも、定番です。
2025年、ホンダのバイク用オイルがリニューアルされ『Pro Honda』ブランドに変わりました。
旧名 | 新ブランド名 |
---|---|
G1 | Pro Honda STANDARD |
G2 | Pro Honda SPORTS |
G3 | Pro Honda PREMIUM SPORTS |
G4 | Pro Honda RACING |
S9 | Pro Honda SCOOTER |
STANDARD
SPORTS
PREMIUM SPORTS
SCOOTER
車用のオイルに手を出すのは・・

車用の安いオイルを口コミを信じてバイクに使うのは止めた方が良い
いくら高頻度で交換しても、最初からダメなものはダメだから
バイク向けより車向けのオイルの方が市場は大きい。
だから量産効果により、車用のオイル安い!
車はエンジンとミッションが同じオイルを共有する造りにはなってません。
なので、燃費を稼ぐために極端に粘度が低く潤滑性能も高いオイル車では使われてます。
そんなオイルをバイクに使うのはご法度です。
バイクはエンジンとミッションで同じオイルを使ってるので、車用の潤滑性能が高いオイルを使うとクラッチが滑ってしまう。
加速が悪くなり、クラッチにダメージを与えてしまう。
最初からダメなオイルはダメ。
バイクにはNG。
車用オイルでもバイクで使えるものも有るけど

何が有っても自己責任だからね
クチコミの責任は、誰も取ってくれない
スクーターは、エンジンとミッションが別構造なので車用もオイルが使えます。
また、極端に燃費性能に振ったオイルで無ければ、マニュアルバイクでも使えたりします。
事実ではあるけれど、どの車用オイルが使えるかは自己責任。
SNSやクチコミを信じて何かあっても、文句は言わないこと。
ランニングコストを抑えるために、車用オイルを流用したくなる気持ちが良く分かるけど、安易に手を出さない方が良い。
そんなリスクを冒すぐらいなら、安価な鉱物油をチョッと長めに使う方が良い。
オイルは高グレードを長く使うより まとめ

カストロール、ワコーズ、AZなどなど。
多くのバイク用オイルが出回ってます。
それぞれが高性能を謳ってるけど、正直どれを選べば良いのか解り難い。
同一条件で乗り比べるのはムリだからね。
だから、人それぞれ信仰が変わるのは仕方ない。
それでも、極端に安かったり・車用だったり・怪しい高価なブランドは避けよう。
余程の信仰心が無ければ、身を焼かれる。
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