ヤマハ・トリシティに代表される3輪バイク。
普通のバイクよりタイヤが多い分、接地面積が増えグリップが良い。
なので、3輪バイクは、安定感があり転倒しづらいのがメリットです。

でも、タイヤが増えるから
パンクし易くなるんじゃない?
そんな疑問を解消します。

逆です
ヤマハ・トリシティは、普通のバイクよりパンクしづらい
こんな内容を知って、スッキリしよう。
タイヤ2個が3個になり1.5倍だから、パンクも1.5倍になると思ってませんか?
実際は逆に、3輪バイクの方がパンクしづらいのです。
もちろん、絶対にパンクしない訳じゃないけど
構造上、3輪バイクはパンクしづらいということ。
ヤマハ・トリシティは、タイヤが多い分だけパンクし易いのか?

なぜ、3輪バイクのヤマハ・トリシティは、普通の2輪バイクよりパンクしづらいのか?
その理由を知るには、パンクのメカニズムが解る必要があります。
道路に落ちている釘が、なぜ、タイヤに刺さるのか?
クギが上を向いて立っていて、タイヤが来るのを待ち構えてるなんてことは、まず有りません。
木の板から飛び出しているクギでも踏まない限り、クギは横たわってます。
横たわったクギを踏んだって、タイヤに刺さるはずがない。
なぜ、クギがタイヤに刺さるのか?

前輪が横たわったクギを巻き上げて
クギを立たせる
そこに後輪が来るから、パンクする

道路に横たわったクギの上を前輪が通過します。
横たわったクギが前輪に刺さることは無い。

しかし、前輪がクギを巻き上げて、クギが宙を舞う。

そこに後輪がやってきて、巻き上げられて立ったクギを踏む。
絶妙な角度でクギが巻き上げられていると、タイヤに刺さってパンク!
これが、パンクのメカニズムです。
後輪がパンクし易い

パンクのメカニズムから、パンクするのは主に後輪です。
前輪がパンクする滅多にない。
あるとすれば、どちらかのパターン。
だから、先頭を走ってれば、まず前輪はパンクしない。
ヤマハ・トリシティは、パンクし易いのか?

前輪と後輪が同一線上に無いので
3輪バイクのトリシティは2輪よりパンクしづらい
- 前輪が、落ちてるクギを踏む
- クギを巻き上げる
- 巻き上げられたクギが立ったところで後輪が来る
- 後輪にクギが刺さる
もう、ヤマハ・トリシティがパンクしづらい理由が納得できたはず。
パンクのメカニズムの『巻き上げられたクギが立ったところで後輪が来る』が、起きないのが3輪バイク。
ヤマハ・トリシティのような3輪バイクは、前輪と後輪が同じ軌跡をたどりません。
前輪は、左右に2つ。
後輪は、真ん中に1つ。
だから、前輪がクギを巻き上げても、後輪は同じ場所を通らないのです。
なので、ヤマハ・トリシティのような3輪バイクは、2輪バイクよりパンクしづらいのです。
道路の端には近づかない

道路の端には、クギなどの異物に溢れてる
道路の真ん中を走ろう
道路はかまぼこ型なってて、水捌けを良くしてます。
だから道路に落ちた異物は、路肩に貯まる。
クギも道路の端に潜んでます。
道の真ん中を走れば、クギが刺さる確率は低くなります。
- 対向車に視認されやすい
- 無理な追い越しをされにくい
そういった意味でも、道路の真ん中を走った方が良い。
でも、パンク修理キットは常備したい
パンク修理キットを持ってないときに限ってパンクするのは、アルアル
だから、常備しておきたい
最近のタイヤは、クギのような異物が刺さりにくくなってます。
それに道路も整備・清掃されて、クギが落ちてることも少なくなった。
だから、昔ほどクギが刺さってパンクなんて起きなくなった。
だからと言って、絶対にパンクしない訳じゃ無い。
もし、ツーリング中にパンクしたら、どうする?
パンク修理キットを持ってなかったら、
- バイク保険のロードサービスを呼ぶ
- ガソリンスタンドまで、押して行く
どちらにしても、楽しいツーリングはそこで終わりです。
そうならないように、パンク修理キットを忍ばせておこう。
そうすれば、パンク災難から逃れられます。
たぶん。
バイク保険に入ってる?
タイヤが多い分だけパンクし易いのか まとめ

3輪バイクは、前後輪が同じ軌跡をたどらないので、パンクしづらい。
パンクしずらいのも、トリシティのメリットです。
でも、ゼロじゃない。
ましてや普通のバイクは、ヤマハ・トリシティ以上にパンクの危険があります。
危うきに近づかないように、パンク修理キットを常備して道路の真ん中を走ろう。
併せて読みたい