レブル250に似合うヘルメットが欲しい!
そう考えた時に、真っ先に候補に挙がるのが、ARAI ラパイドネオ、SHOEI グラハムスター。
ARAI・SHOEIのヘルメットが良いのは解ってる。安全性も高いし、細かな作りも凝っている。
だけど、いかんせん高すぎる。6~8万円のヘルメットなんて手が出ない。

グラハムスターやラパイドネオのような
クラシックで、手ごろなヘルメットは無いの?
そんな疑問を解消します。
クラシックなヘルメットが好みなら、ARAI ラパイドネオ、SHOEI グラハムスター が定番だけど高すぎ。
同じクラシック系フルフェイスながら、約半額で手に入るHJC V10も選択肢に入れるのはどうだろう。
HJCは世界展開している韓国のブランドでレースでの実績もある。
イカツ目の外観で、日本製ヘルメットには無いカラーもある。
他人と被らずに、自分らしさを表現するにはおすすめです。
HJCのヘルメットを買うのは3個目。すっかりお気に入りです。
1個目:CS10

2個目:C10

ARAI・SHOEIが良いのは解るが、高価すぎる



ARAI・SHOEIは、世界に名高い日本のヘルメットブランドです。
世界一厳しいSNELL規格の上を行く自社の安全基準でモノづくりをしているし、日本ブランドならではの細やかな配慮も他を寄せ付けません。
ARAI・SHOEIのヘルメットが良いのは解ってます。
今人気のクラシック系ももちろんラインナップしている。
ARAIは安全に対するこだわりが抜きん出てます。
世界最高のヘルメット安全規格であるSNELLを多くのシリーズに採用してます。ラパイドネオももちろんSNELL規格。
ダクトのないクラシックな外観に、最新の安全性能・快適性を入れ込んでます。
一方の雄が、SHOEI。
SHOEIも安全性と快適性を高いレベルで実現してます。そんなSHOEIのクラシックモデルがグラムスター。
レトロな外観の中に通気口を配置し、レトロモダンをうまく表現しています。
良いのは解るけど、高価すぎる。

ヘルメットの値段は
あなたの頭の価値!
頭は大事だから、安全なちゃんとしたヘルメットを選ぶべきだというのも理解できます。
しかし、いくら安全だからと言ってエアバッグ付きフルプロテクションのレース用ツナギでツーリングに行かない。
バイク保険を、全ての特約を含めフルスペックで掛けている人は居ない。
ヘルメットだけに、全ての予算を費やす訳には行きません。
安全なウエア、ブーツ、グローブなどなどの用品も必要だから、高価すぎるヘルメットには手が出ません。
海外のもう少しリーズナブルなヘルメット、だけど安全なヘルメットが、HJC V10です。
HJC V10の特徴

HJC V10の詳細に入る前に、まず外観を見て欲しい。
いくら価格と安全性のバランスが良くても、カッコ悪ければ買う気にはなりません。
ラパイドネオ、グラムスターに劣らないカッコよさだと思いませんか?
HJCってどんなメーカ?


HJCは、韓国のヘルメットメーカ。

アジアンブランドは
安全性が心配
韓国製と聞くと拒否反応を示す人が居るけれど、情報が古すぎます。
ハンマーで叩くと簡単に穴が開く粗悪品と同じ扱いするのは、大昔の話。
HJCは、年間約100万個以上を生産し、世界60ヶ国以上で販売されてます。
MotoGPでも使われており、その安全性・信頼性により世界中で支持を得てます。
HJCのヘルメットは、日本ではRSタイチが正規販売してます。
SG・JISといった安全規格も取得済み。
正規品は、『JAPAN FIT』として日本人向けオリジナル内装を装備しているのが嬉しい。
HJCはコスパが良い
HJCのヘルメットは、安全性にとともに低価格なのもうれしい。
例えばベースラインのC10シリーズは、単色モデルなら1万円程度、グラフィックもでるでも1万5千円程度。
それでいながら帽体には低価格ヘルメットでよく使われるFRPでは無く、より軽量かつ耐衝撃性に優れたポリカーボネートを使用しています。
脱着可能な抗菌・速乾内装を使用しており、価格に似合わぬ高性能で人気です。
HJCのヘルメットは3個目の購入


HJCのヘルメットは、V10で3個目の購入です。
低価格はもちろんだけど、価格に似合わぬ完成度に驚かされます。
- CS15
- C10
ともに1万円前後のベースラインモデルですが、価格以上の満足感をもたらしてくれました。
HJCのヘルメットを怪しい中華と同じと考えるのは大間違い。
安全性・信頼性が担保された真面目なヘルメットをHJCは生産しています。
HJC V10レビュー!ARI・SHOEIとの比較【重量・サイズ感】

コスパに優れたHJCが、自信をもって世界展開しているクラシックモデルがV10。
一見、ノスタルジーだけを追い求めたレトロモデルに見えます。
しかし実際は、エアフロ―に優れており、安全性も高く、最新の技術が詰め込まれている。
HJC V10のカラーリング





HJC日本正規代理店のRS TAICHIから発売されているV10は、前5種類のソリッドカラー。
定番のモノトーンと共に、日本製のヘルメットでは採用されにくいDEEP GREEN、DEEP YELLOWが目を引きます。
DEEP GREENはシックで落ち着いたカラーでありながら、大人っぽい雰囲気と共にレースの匂いもする深みのある色。
DEEP YELLOWはエネルギッシュで人目を引く色でありながら、裏切りの色とも呼ばれ荒野を単独で突き進む強いイメージ。
海外では、グラフィックカラーのV10も人気で、日本導入が望まれます。
ARAI ラパイドネオ、SHOEI グラハムスターとの比較

- 白
- モダングレー
- アイスブルー
- 赤
- フラットブラック 全5種類

- オフホワイト
- ブラック
- マットブラック
- バサルトグレー
- ラグナブルー
- モスグリーン 全6色
ARAI ラパイドネオ、SHOEI グラハムスターともに、日本メーカだけあって多彩なカラーをラインナップしてます。
単色以外にも、グラフィックモデルも充実している。
色は好みなので一概に良し悪しは言えないけれど、落ちつた色が多くHCJの黄色に象徴されるような元気な色は少ない印象です。
HJC V10、ARAI ラパイドネオ、SHOEI グラハムスターの重量

ヘルメットは、軽いに越したことは無い。
もちろん安全性は確保した上でではあるけれど、ツーリング中ずっと被ってるので100g違えばハッキリ疲労の差が出ます。
軽いヘルメットは七難隠します。
一般的にクラシックモデルは、エアインテークが少なかったり外装がツルンとしているので軽量になりがちです。
一般的なヘルメットと比べた結果がこの表です。
モデル | 重量 |
---|---|
HJC V10 | 1,497g ※ |
ARAI RAPIDE-NEO | 1,560g |
SHOEI Glamster | 1,317g |
SHOEI Z-8 | 1,415g |
SHOEI X-Fifteen | 1,546g |
OGK SHUMA | 1560g |
※ ソリッドカラー Lサイズの参考重量
※ HJC V10はピンロックシートを付けてから計ったので、実際はもう少し軽い
SHOEI グラムスターの軽さが特筆されます。
グラムスター・V10など、どれも1,500g前後でフルフェイスとしては軽い部類で及第点。
軽さでは、SHOEI グラムスター

軽さで選ぶなら、SHOEI グラムスター
100g以上軽い
フルフェイスヘルメットの平均的な重量は、1,500~1,600g。
軽量コンパクトで知られているSHOEI Z-8で1,400g程度。
SHOEI グラムスターの1,300g台はスゴイですね。
HJC V10、ARAI ラパイドネオとも1,500g程度で、フルフェイスとしては軽量な部類。
これは、エアインテークの数が少ないクラシックモデルによる影響と思われます。
決して重いヘルメットではありません。
それに比べて、SHOEI グラムスターの重量は1,317gと抜きん出てます。
これは他モデルに比べ、帽体が小さいのが効いていると思われます。
金に糸目を付けず、軽さ、小ささで選ぶのなら、グラムスター一択。
SHOEIは、社の方針によりアマゾン・楽天といった通販サイトでは販売していません
通販では最高のフィッティングが提供できないからという理由です
これらの通販サイトにて、SHOEIのヘルメットを見かけることがありますが
法外な価格だったり、本物か怪しかったりします
引っかからないように注意して!
ヘルメット内部にスピーカを仕込むなら、注意

SHOEI グラムスターは、ヘルメット内部のスピーカーホールが浅く
耳と干渉する、という口コミが多い
SHOEI グラムスターはコンパクトな帽体のためか、一般的なインカムのスピーカーだと耳とスピーカーが干渉して痛くなるとのクチコミが多い。
頭の形状、耳の形状に個人差があるので曖昧な表現になってしまうけれど、B+COMのように薄いスピーカーを選べば干渉しない場合もあるようです。
なんか今日は15℃になるとか。
— サテュラ@SR400 (@PostFuckin) December 31, 2024
このまま乗らないで年を越すのもアレなんで少し乗ろうかな🏍️💨
グラムスターのB+COM外しました。
スポンジ破けて耳が痛すぎて被れなかったので。
メット内狭くなるし、耳が痛くなり過ぎるので、もうインカムは付けないかなぁ。 pic.twitter.com/fBIU5uoKfo
アライのジェットヘルに付けてたインカムをショウエイのグラムスターに付け替えました。
— おとこ@男選手権🇯🇵 (@otokosenshuken) December 25, 2021
グラムスターは帽体が小さいのでスピーカーの収まりが悪いと聞いてましたがやっぱりちょっと耳に当たる感じです。#ビーコム#グラムスター pic.twitter.com/fWNIVMJzAI
HJC V10レビュー!

実際にHJC V10を購入したので、チェックしていきます。
購入したのは、DEEP GREEN。
一般的な白・黒も考えましたが、せっかくなので見かけない色を選んでみました。
一見して解る特徴が、2つ。
- 口元の6連エアインテークがイカツイ
- メーカロゴが額に無いのでスッキリ
HJC V10のサイズ感 ARI・SHOEIとの比較

HJC V10のサイズは、ARI・SHOEIと同じサイズでOK
ARI・SHOEIがLサイズならV10もLサイズでジャストです
HJC V10は、4サイズ展開。
- S (55 – 56)
- M (57 – 58)
- L (58 – 59)
- XL (60 – 61)
帽体は、3種。M/Lのみ同じ帽体を使い内装の厚みでサイズ分けしてます。
SとXLは別の帽体。
同じサイズでもメーカが違うとサイズ感が違うことがあるけれど、
HJC V10に関しては同じサイズ感で問題ありません。
HJC V10の外観 6連のエアインテークが特徴

エアインテークは、
- 額部に2個
- 口元に6個
- 後部には無し
HJC V10の特徴は、何と言っても口元の6つの穴。
これは飾りではありません。
口元上部2個:シールド曇り止め用に風を導入

上の2個のエアインテークは、赤丸の部分に通じてます。
シールドが曇らないように走行風を当てる等になっている。
尚、この2個の穴にはシャッター機構は無いので、開けっ放し。
口元下部4個:口元に風を導入


下部4つの穴は、そのまま口元に繋がってます。
内部のシャッターを操作することで開閉が出来る。
グローブを付けた手でも、何とか操作可能。
ヘルメット後部に空気を抜く穴は無いので、ここから入った風は首元を抜けて出ていく。
額部に2個 シャッター付で大容量

V10はクラシックモデルだけど、額部に大容量エアインテークがある
このためヘルメット内部が蒸れにくくなっている
クラシックなヘルメットは、外観優先のためエアインテークが不足しがちです。
頭頂部は、蒸れてしまい勝ち。
しかし、HJC V10は額部にシャッター付の大きなインテークが2つ。
これにより、クラシックモデルでありながら快適な内部環境が保たれてます。
この点が、HJC V10が最新機能を内包していると言われる1つの理由です。
HJC V10の内装 取り外し可能で抗菌・速乾仕様


内装は、下面の部分のみ革調で、内部は一柔らかい抗菌・速乾素材です。
もちろん、全ての内装が取り外し可能なので、定期的に水洗いして清潔に保ちたい。

頭頂部は蒸れないようにメッシュ素材を組わせるなど、芸が細かい。
HJC V10の内部 大きくて深いスピーカー穴

インカムを仕込むことが考慮されており、深くて大きなスピーカー取り付け穴が用意されてます。
ケーブルを隠すための窪みも作り込まれているので、親和性が高い。
ただ、スピーカーを仕込まない場合のフタは用意されてません。
穴が丸見えなのはチョット。
HJC V10は、ピンロックシート付属

HJC V10は、3千円以上するピンロックシートが付属してます
別途購入する必要が無い
ピンロックシート付属などで、自分で適合型番を調べて別途購入しなくてもいい。
助かります。
シールドの脱着も工具不要で簡単

シールド止めはプラスねじだけど、リブを起こせば手で回せる
シールド交換、ピンロックシート取り付けも簡単
シールド左右の止めネジは、手で回せるようなギミックが仕込まれてる。
これにより、簡単にシールドが外せます。
ピンロックシート取り付けも楽々。

HJC V10レビュー!ARI・SHOEIとの比較

レブル250にクラシックヘルメットを合わせたい?
ならば、ARAI ラパイドネオ、SHOEI グラハムスターが鉄板です。
でも、高額さにチュウチョするのであれば、HJC V10は、賢い選択です。
ワールドワイドに販売されており、世界標準の安全性が確保されたヘルメットです。
口元の6個穴の存在感も良い!
半額の価格で、近い満足を手に入れることが出来ます。
流通量も少ないので、他人と被ることはまず無いのも嬉しい。
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