USB電源やドライブレコーダーは、バイクにも必須となって来ました。
他にもバイクに増設したいアイテムが多くて悩ましい。
- USB電源でスマホナビ
- ドライブレコーダーで危機管理
- ETCで高速デビュー
- フォグランプで夜間徘徊
- グリップヒーターで温々
- 電熱ベストでもっと温々

電源をどうやって取ればいいの?
そんな疑問を解消します。
- 車体ハーネスを改造するのはダメ!
- バッテリー直で電源を取るのはダメ!
- ACC電源を二股コネクタで取り出すのはウーン
バッテリー電源をACCでリレー制御するのが理想的です
自分で回路組んでも良いけど、デイトナD-UNITが手間いらず
こんな内容を知って、スッキリしよう。
電装品をアレコレ付けたいのは解るけど、雰囲気と野生の感で適当に付けるのは危ない。
ショートしてヒューズが飛ぶくらいなら笑い話だけど、発熱でハーネスが解けたら笑えない。
バイクから電源を取り出す方法を知っておこう。
バイクから電源を取り出す方法

バイクに色んな電装品を取り付けたいけど、電源はどこから取り出せばいいのだろ?
ナビスマホや電熱ベストは、モバイルバッテリーで運用している人も居ます。
でも、ツーリング中にずっと使い続けるものを、モバイルバッテリーでは心もとない。
バイクから電源を取って、走ってる間は無限に使えるようにしたいですね。
バイクから電源を取り出す方法はいくつかあります。
適当にやると接続不良が頻発し、必ず後悔します。
ダメなやり方・おすすめのやり方を知っておこう。
やらない方がいい電源取り出し方
- 車体ハーネスを改造するのはダメ!
- バッテリー直(バッ直)で電源を取るのはダメ!
- ACC電源を二股コネクタで取り出すのはウーン
おすすめの電源取り出し方
- サービスカプラーから電源取り出し
- デイトナD-UNITで電源取り出し
- 自分でリレー回路を組んで電源取り出し
それぞれ、理由とともに詳しく見て行きます。
とその前に、忙しい人向けに結論を先に言ってしまえば、D-UNIT。
これを導入するだけでいい。
今まで一生懸命にアレコレしてたのがバカバカしくなるくらい、簡単に電源が取り出せます。
やらない方がいい電源取り出し方

やるなと言われると、やりたくなるのが世の常?
どの方法でも電源を取り出すことは出来るけど、『後悔先に立たず』に成り勝ち。
もちろん、バイクの構造を考えた上で勝算があってやるのならOKです。
何も考えずに、安易にやるのがダメだからね。
- 車体ハーネスを改造するのはダメ!
- バッテリー直(バッ直)で電源を取るのはダメ!
- ACC電源を二股コネクタで取り出すのはウーン
1.車体ハーネスを改造するのはダメ!

元に戻せない改造はダメ!
IGオンの時だけ通電するハーネス(ACC電源)を見つけて、プライヤーで挟むだけ。
検電テスターが有れば、IGオンの時だけ通電するハーネスを探すのは容易い。
バイクには2つの電源があります
- バッ直電源
バッテリー端子にそのままつながっている電源
エンジンを切ってキーを抜いても、12Vが掛かりっぱなしのハーネスがコレ
キーシリンダーへの配線など - ACC電源
キーを刺してイグニッションをONに回した時だけ12Vが掛るハーネスがコレ
ブレーキランプへの配線など
おすすめは出来ない
簡単手軽で良さそうだけど、おすすめはしません。
挟むだけなので走行中の振動で接触不良が起きやすいし、バイクを売るときに元に戻せない。
既存ハーネスに穴を開けてしまうので、不要になったからと言って取り外せません。
バイクを売るときは、オリジナルの状態が最も高く売れます。カスタムはマイナス査定にしかならない。
他人の色が付いたバイクって、なんか嫌ですよね。
2.バッテリー直(バッ直)で電源を取るのはダメ!

バッ直で電源を取ると、バッテリーが上がる
バッテリー端子に電装品の電源を繋ぐのが、一番シンプル?
しかし、電装品はバイクを停止してキーを抜いた後も電気を使い続けるものが多い。
『待機電力』と呼ばれるもので、わずかな量だけどバッテリーが弱ってたり、1ヶ月もバイクに乗らなかったりすると、バッテリーの電気を使い尽くしてしまいます。
バッ直で電装品を繋いでも毎日乗るのなら大丈夫だけど、梅雨で降り続くこともあるからね。
家庭でも、常用しない電化製品はコンセントを抜いておくのがおすすめ。
1日1円にも満たないけれど、チリツモ。
3.ACC電源を二股コネクタで取り出すのはウーン

既存のコネクタに中間ハーネスを付けて、電源取り出すのはおすすめ
でも、大電流の電装品を付けるのはマズい
バイクに既存のコネクタに電源取り出しハーネス挟むことで、電源を取り出す製品がキタコなどから出てます。
製品化されているものは、IGオフで通電が止まるACC電源を取る出せるように出来ている。
コネクタポン付けで電源を取り出せるのでおすすめです。
小電流の電装品ならね。
例えばETCなどは、消費電流0.5A程度と小さいので問題はなさそう。しかし、大電流を使う電装品を繋げるのはマズい。
グリップヒーターの消費電流は2~3A以上。既存のハーネスにそれだけの電流を取り出せるキャパがあるとは思えません。
車体ヒューズが切れてしまう。
おすすめの電源取り出し方

既存のハーネスを傷めずに、バッテリー上がりや電流容量を考えて電源を取り出す方法はあります。
- サービスカプラーから電源取り出し
- デイトナD-UNITで電源取り出し
- 自分でリレー回路を組んで電源取り出し
1.サービスカプラーから電源取り出し

※PCXメーターパネル内に、グリップヒーター用に用意されているサービスカプラ
予備コネクタが用意されているバイクなら
話が早い
あらかじめ、予備のカプラーが準備されているバイクがあります。
ETC、グリップヒーターなどの人気オプションは、あらかじめポン付けできるように車体側にコネクタが用意されてることが多い。サービスカプラーと呼ばれてます。
人気オプションを付けないのであれば、そのコネクタにあなた好みの電装品を付けられます。
自分のバイクにサービスカプラーがあるか否かは、『車種名 サービスカプラー』でググれば出てきます。
『車種名 サービスコネクタ』でもいい。併せて、適合するコネクタも調べよう。キタコなどからハーネス付きのコネクタ(カプラー)が発売されているはず。
ただ、バイクの年式毎にサービスカプラーの形状が変わることもあるので、その情報の鮮度も気にしたい。
SNSのクチコミを当たってみるのも悪くない。
2.デイトナD-UNITで電源取り出し

- 沢山の電装品を付けたい
- 大電流の電装品を付けたい
- バッ直だと、バッテリーが上がってしまう
- サービスカプラが無い、使い難い
これらの悩みを解決してくれるのが、デイトナ D-UNIT(Dユニット)です。
『やらない方がいい電源取り出し方』で挙げた3つの懸念を全てクリアにしてくれる。
車体ハーネスを傷めないし、IGオフで接続した電装品の電源OFFするし、大電流も取り出せる。
バッテリー+、-、ACC電源。
3つを接続することで、バッテリーからの大容量電源をACCオン(イグニッションON)の時のみ、電装品に供給してくれる。好みの電装品をつけ放題。

ACCはON/OFFの信号として使うのみなので、電流量を気にする必要がありません。
電装品を繋げられる数は、2/4/6と3種類のD-UNITがあるので、必要数のものを選ぼう!
接続方法も難しくないけれど、バッテリー端子に繋ぐときだけは、ショートに気を付けて。
あなたは何を付けますか?
デメリット


唯一の懸念は、シート下に収められるか?
最近のバイクは、シート下に物を入れる場所が無いバイクが多い。
コンパクトなD-UNITなので、何とか押し込めるとは思う。
シートと干渉しないように余分なハーネスをキレイに納て、頑張って!
3.自分でリレー回路を組んで電源取り出し

D-UNITが発売されるまでは、自分でリレー回路を組んでました。
上の回路図の回路を組めば、自作のD-UNITが作れます。
D-UNITのケースが無い分だけ、コンパクトに作れるはずです。
D-UNITがあるので・・

電気回路の知識や経験が無いなら、
D-UNITを買った方が確実
- 自分で回路を作った経験
- 電気回路作成の工具
- 通電チェッカー
経験や工具がないなら、D-UNITを買った方が早い。
コストも、自分でパーツを買ってきて結線してるより、D-UNITを買った方がずっと安い。
今となっては、自作するのは自己満足でしかありません。
PCXでの実践例です。

バイクの電源を取り出す方法 まとめ

USB電源やドライブレコーダーは、バイクにも必須となって来ました。
最初から純正で付いているバイクも出てきてます。
自分のバイクにも付けて、バイクをアップデートしておこう。
せっかく付けるなら、いい加減な電源取り出し方はしないでおこう。
接触不良や電流不足でトラブルに決まってるからね。
DーUNIT、簡単に大電流な電装品を付けられるので、おすすめ!
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