こんなフレーズを、耳にされたことがあると思います。
『バイクに乗ってない人は損をしている』
『いや、バイクに乗ってない人は損をしていない、バイクの乗ってる人が得をしてるだけ』

これって、本当なの?
そんな疑問を解消します。
生きてるか死んでるか、解らないような毎日を送ってませんか?
もしそうなら、バイクには現状を打開するパワーがあります
もちろん、皆にという訳じゃない
『自由と危険』がコインの裏表だと理解できるだけの
理性を持った者だけが、バイクで得をする
こんな内容を知って、スッキリしよう。
世の中、そう簡単に生きている実感なんて得られません。
起伏の無い毎日を、淡々と送っている人がほとんど。
自由を得ると言うことは、危険を受け入れることに他なりません。
相応する対価をテーブルに載せて、バイクに乗ってる?
バイク乗りは得をしているのか?

この文章にたどり着いたと言うことは、バイク乗りですね。
あなたは、バイクでどんな得をしましたか?
バイクに乗らない向こう側の人と比べて、どんな得があったと感じてる?
思うままに数えるならば、
- 車より安価に楽しめる
- 渋滞してても、スルスル前に行ける
- スピード感とスリル
- 行動範囲が広まった
- 風を切り裂く爽快感、土の匂い、雨の匂い
- 好きな時に走りだせる自由
- 好きな道に突っ込んで行ける自由
総じて、バイクで自由を手にしたのが『得』ですね。
1.車より安価に楽しめる

車両本体価格、税金、ガソリン代
どれも車より安価なので、お得
軽自動車も200万円を超えるのが当たりまえ。
そう簡単に自分好みの車は買えません。どうしても子供が喜ぶミニバンになってしまう。
趣味でスポーツカーをもう1台買うなんて、ハードルが高過ぎ。
でも、バイクなら選択肢に入って来ます。
125cc・250ccや中古バイクならそこまでの負担にはなりません。
税金だって、1,500ccの車(34,500円)と比べても、250cc(3,600円)しか掛からない。
燃費だって30km/Lは普通に走る。
車に比べて、圧倒的に得です。
2.渋滞してても、スルスル前に行ける

休日を郊外で楽しく過ごした後
お約束の渋滞も怖くない
ノロノロ渋滞にウンザリするドライバーを尻目に、スルスル前に行く優越感。
すり抜け無くしてバイクを考えられないほど、バイクの得を感じやすい。
ドライバーの反感を買いやすいので、申し訳なさそうに走るのがコツです。

すり抜けは、違法じゃないの?
難癖を付けられることも多いし、違法なすり抜けをしてるバイクが多いのも確か。
法的には
- 車道と区別された歩道のある道では、合法
- 車道と区別された歩道のない道では、違法
だから歩道のない高速道路では、違法だからね。
3.スピード感とスリル

バイクは、体が丸出し
車に比べてスピード感やスリルを感じやすい
オーバースピードでコーナーに突っ込んでしまい、体が硬直。セルフステアを腕で抑え込んでしまい、あわや事故。
そんな経験の1つや2つ。誰にでもある。
少しバイクに慣れると、エイヤとバイクを倒し込み、コーナー出口にバイクが向いて、安堵のため息。
そんなスピード感やスリルは、バイクの楽しさの1つであるのは間違いない。
4.行動範囲が広まった

自転車では遠すぎる
電車・バスでは不便過ぎる
ニュースやSNSで知った不便な場所にある、絶景。
バイクならフットワーク軽く出かけられる。
ショップ主催のマスツーリング、同じバイクが集まるミーティング。
バイクに乗ったことで、行動範囲は広がり経験も増えます。
バイクに乗らなければ知り得なかった絶景や友人。
得でしかない。
5.風を切り裂く爽快感、土の匂い、雨の匂い

車のウインドウ越しに見る景色は、TV画面を見てるのと同じ
何も感じない
バイクは、体が剥き出しでエンジンに跨って走る狂気の乗り物。
全身で風を受け、5感に圧倒的な情報量を感じる乗り物です。
閉ざされた車の中から見る景色とはまるで違う世界が広がってます。
- 風に吹かれれば、平日のウップンも吹き飛ぶ
- 土地それぞれに、その場所特有の匂いが有るのに気づく
- 雨の匂いを感じ、行先を変えたり雨具を着たり
バイクに乗らなければ知り得なかった世界。
得でしかない。
6.好きな時に走りだせる自由

時刻表なんて、関係ない
真夜中だって、関係ない
初めてのバイク。夜中に走り出して、朝日を見に行ったこともあったはず
気が向いた時にフラッと走りだせるのが、バイクの良いところ。
いつどこに行こうと、全てが自由。
目的地なんて初めから無くたって良い。走りをただ楽しんだって良い。
7.好きな道に突っ込んで行ける自由

狭路・酷道・路地裏
好奇心に身をゆだねて未知の道に飛び込める
絶景は、得てして車では行けない場所であることが多い。
人知れない場所だからこそ、観光地化されずに絶景を保っているのです。
バイクでならそんな絶景スポットをを堪能できるし、そこにたどり着くまでの狭路や酷道を楽しめてしまう。
あえて酷道が目的になってしまうのも楽しい。
バイク乗りは損をしているのか?

バイク乗りとなって、得したを感じることは多いですね。
では、逆に損したと感じることは有りますか?
バイクに乗っているとき、バイクに乗っていないとき。それぞれに損したと感じるときは、こんなとき。
- 変な目で見られる
- 意外とお金が掛る
- 事故でケガをした
1.変な目で見られる


いまだに残る、『バイクは不良の乗りもの』
いい歳をして、何してるのか
大昔から、不良がバイクに乗って暴走する構図は変わってません。
- 街を騒音で包む、爆音バイク
- 観光地で危険な追い越しする、ちびりそうバイク
- アウトローコスプレでパレードする、団体バイク
ごく一部に過ぎないのだけれど、悪目立ちするのでバイクにはマイナスイメージが付き纏います。
バイクに乗っているというと、そんな目で見られることも多い。

いい歳して、何やってんの?
2.意外とお金が掛る

バイク趣味は、イニシャルコストも高いが
ランニングコストも高い
バイク趣味を始めるのには、イニシャルコストが掛る。
- 二輪免許取得費用
- バイク本体購入費用
その後、ランニングコストもバカにならない。
- 保険料、税金
- タイヤ代、オイル代、ガソリン代
車趣味と比較すれば安価だけれど、他の趣味と比較すれば意外とお金が掛る。
3.事故でケガをした

バイクには事故が付きもの
バイクの安全性は高くない
バイク自体には、ライダーを守る機構はありません。
ABSやトラコンは安全装置だけど、直接的にライダーを守ってくれない。
どんなに注意してても、事故は起きます。
その時のケガの程度は運でしかない。治らない障害を背負うことも珍しくは有りません。
障害が残った時に、バイクに乗って損したと思わずに居れますか?
バイク乗りの得は自由なこと、損は危険なこと

『自由と危険』は、コインの裏表のようなもの。
自由を求めるなら、危険を許容せざるを得ない。
例えば、酷道はバイク乗りの好物の1つ。
自由を求めて酷道に分けるバイク乗りは多い。だけど、危険も多い。
転落の危険はもちろん、パンクして立ち往生しても、誰も助けてくれない。
例えば、峠道で制限速度を大きく超えてレースごっこをするのを自由とするならば、自分がレースごっこのバイクに突っ込まれて死亡するの危険を許容すると言うことです。
自由には危険がつきものです。
それがイヤなら、規則に従って大人しくしてるしかない。
自由はノールールな訳じゃ無い

バイクは自由だからと言って、
何しても自由な世界を望んでる?
レースごっこして他人を殺すかもしれない自由を甘受したいのなら、自分が殺される危険を許容しないといけない。
自分が暴走バイクに突っ込まれても、文句を言わないで居られる?
そんな世界を望んでる?
だから自由はノールールを意味しない。
理性を伴った自由が、バイクの自由であるべきです。
そうすれば、バイクの損な部分である危険も、管理された危険に絞り込める。
- レースごっこは、法定速度+チョットに抑えよう
⇒ 想定外が有っても対処できる - 酷道は、2人以上で行こう
⇒ 想定外が有っても対処できる
バイク乗りは得をしているのか?乗らないと損なのか? まとめ

結局、バイクは自由と危険のせめぎ合いです。
バイクには、自由を得られる得があるけど、危険な目に遭う損も併せ持ってます。
- バイクは、バイクでしか味わえない自由をもたらします 感動に出会えます
- 乗ったことを後悔するような明日が待ってるかもしれない
理性のある者しか、乗ってはいけない。
理性の無い者がバイクを手にすると、自由と危険が増幅されてしまう。
だから、乗っても乗らなくても、得と損は、イーブン。
でも、一番損をしてるのは、買ったのに乗って無い人。
間違いない。
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