レブルの純正ミラーは丸形で小ぶり。
ヘッドライト・ウインカーも丸形なので全体の統一感があり、トータルでの印象は悪くない。
けれど、ミラーに映る面積が小さいので、後方視界が良くはない。
ずんぐりしていて、見た目が良いとも思わない。

見た目も大事でしょ!
カッコいいミラー無いの?
そんな疑問を解消します。
レブル250におすすめのミラーは、タナックス ナポレオン
安心安全の日本製なので、精度が高くねじ山を痛める心配がない
価格も手ごろ
難点は、種類が多すぎてどれを選べば良いのか解り難いことくらい
レブル250に似合うバイクミラーを紹介します
こんな内容を知って、スッキリしよう。
ミラー交換はネジ1つ緩めて交換するだけなので、簡単です。
だけど、見た目が大きく変わるので、カスタム入門に丁度良い!
機能重視か、見た目重視か?
両方試してみる?
レブル250の純正ミラー構成

レブル250の純正ミラーは、左右ミラーとも同じパーツ
- NO.16 : 10mm逆ねじミラー
- NO.21 : 10mm逆ねじロックナット
- NO.18 : 10mm正ねじのアダプター
逆ねじのミラーを、正ねじのアダプターを介して、正ねじの車体に取り付けてます。
なぜ、逆ねじ・正ねじの組み合わせなのか?

事故発生時の歩行者保護のため
交通事故発生時に、歩行者がミラーに当たりケガすることを防ぐためです。
ミラーに接触した時に、ミラーが回ることでミラーとの衝突ダメージを軽減します。
- 右ミラーは時計回り方向に負荷が掛る
⇒ 逆ねじのミラーにとっては緩み方向になる
⇒ ミラーが回転することで、ダメージを与えない - 左ミラーは時計回りとは反対方向に負荷が掛る
⇒ 正ねじのアダプターにとっては緩み方向になる
⇒ 正ねじのアダプターが回転することで、ミラーが回りダメージを与えない
もちろん立ちごけしたとき、ミラーが回転してミラーの破壊を防ぐ意味もあります。
ヤマハのバイクは、右ミラーが逆ねじ

ヤマハのバイクは、左右ミラーのねじ方向が違うものが多い。
- 右ミラー:逆ねじミラー、右車体も逆ねじ
- 左ミラー:正ねじミラー、左車体も正ねじ
こうすることで、アダプター付けなくても右ミラーに当たった時にミラーが緩み方向となるのです。
ヤマハは、アダプターが要らないのでコストダウンとなるけれど、左右ミラーが共通部品で無くなりコストアップ。
ホンダは、左右ミラーが共通部品となりコストダウンするけど、アダプターが必要。
どっちが正解か解らないけど
会社の考え方が違ってて、面白い。
適正トルクでミラーを締めないと意味がない

渾身の力でミラーのねじを締めると
事故でミラーにぶつかっても、微動だにしない
走行中に緩んでこないようにと、思い切りミラーねじを締め付けてませんか?
そんなに締めたら、逆ねじにした甲斐が無い。
10mmミラーねじは、23Nmが適正トルク。
手でねじを締めて行き、最後にレンチで90度クイッっと占める程度。
試しに手でミラーのステーを叩いてみて、ミラーがクルッとまわればOK!
おそらく、多くの人はオーバートルクで締めてます。
人がぶつかってもネジが緩まず、ミラーはびくともしないに違いない。
レブル250、おすすめバイクミラーはタナックス ナポレオン一択!

外観 | 保安基準 適合 | 衝撃緩和 機構 | 調整 機構 | 広角 防舷 | 特機 | |
---|---|---|---|---|---|---|
クラシカル ミラーEX | ![]() | 〇 | × | 貼り出し | 広角 | ー |
クラシカル 3ミラー | ![]() | 〇 | ターナー | 貼り出し | 広角 ブルー | 金属製 |
クラシカル2ミラー | ![]() | 〇 | ターナー | 貼り出し | 広角 | ー |
シャーク ミラー7 | ![]() | 〇 | ショック スルー | 貼り出し ステー角度 | 広角 防舷 | 金属製 |
シャーク ミラー6 | ![]() | 〇 | ショック スルー | ステー角度 | 広角 防舷 | 金属製 |
シャーク ミラー1B | ![]() | 〇 | ショック スルー | ステー角度 | 広角 ブルー | |
シャークミラー5 | ![]() | 〇 | ショック スルー | ステー角度 | 広角 | 金属製 |
リュート ミラー | ![]() | 〇 | ターナー | ステー角度 | 広角 | ー |
エーゼット4ミラーEX | ![]() | 〇 | ターナー | 貼り出し | 広角 | 金属製 |
エーゼット3ミラーEX | ![]() | 〇 | ターナー | 貼り出し | 広角 | 金属製 |
エーゼット2ミラー EX | ![]() | 〇 | × | 貼り出し | 広角 | 金属製 |
リッジ ミラー | ![]() | 〇 | × | ー | 広角 | ー |
※

貼り出し:ミラーステーをスライドさせることで、貼り出しが変えられる機構があること
ターナー :どちらも衝撃緩和機構をミラーアッシー内部に組み込んだもの
ショックスルー 正ねじ・逆ねじのFRジョイントと違い、衝撃緩和動作が車体への組付けトルクに依存しない
おすすめのバイクミラーは、やはりタナックス ナポレオン。
タナックスは、千葉県に本社があるバイク用品を扱う日本企業です。
- ミラー:NAPOLEON(ナポレオン)
- 用品:MOTO FIZZ(モトフィズ)
アイテム毎にブランド展開を行い、どれも日本企業らしい高品質と使い勝手の良さで知られてます。
ナポレオンミラーも、歪みの無いミラー・ガタ付きの無い精度で知られ、長年の信頼を得てます。
バリエーションが多くてどれを選べば良いのか解り難いのが唯一の弱点。
なので、数多くのバイクミラーの中から、特におすすめなミラーを紹介します。
ミラーの保安基準につては、ココ
クラシカルミラーEX
- 左右共通
- クロームメッキ・ブラックの2種
- 貼り出し調整
トラディショナルで、どんなバイクにもあう。
ステーに沿ってミラーをスライドすことで、貼り出し量が変えられます。
それ以外に凝った機能は無いけれど、シンプルな分だけ、日本製(タナックス ナポレオン)ならではの美しい仕上がりが際立つ。
クラシカル3ミラー
- 左右共通
- クロームメッキ1種
- 貼り出し調整
- ブルーミラー
楕円形のクラシカルな外観に、メッキボディ・ブルーミラーの組み合わせがクール。
だらしなくバイクに乗るのが、ためらわれますね。
クラシカル2ミラー
- 左右共通
- クロームメッキ・ブラックの2種
- 貼り出し調整
ステーがストレートで曲げが入っておらず、高い位置にミラーを設置できる。
視線移動が狭まるので、目が疲れにくい。
ナポレオン シャークミラー7
- 左右共通
- ブラックの1種
- 貼り出し調整
- ステー角度調整
- 防舷ミラー
ハイエンドミラー、シャークミラーシリーズの最新版です。
ステー・ボディ全てが金属製なので、プラスチックのチープ感が微塵も無い。
ちょっと全高が低めなので、ミラーが目立たず雄々しい。
シャークシリーズが人気なのもうなづける形状・仕上がり・スペックですね。
7は、貼り出し調整が出来るようになった。
ナポレオン シャークミラー6
- 左右共通
- ブラックの1種
- ステー角度調整
- 防舷ミラー
貼り出し調整機能の有無がシャークミラー7との違い。
価格差に寄ってはこちらを選ぶのも良い。
ナポレオン シャークミラー1B
- 左右別形状
- ブラックの1種
- ステー角度調整
- ブルーレンズ
シャークシリーズは、1Bのみ左右で形状が違う別設計。
ブルーレンズがクール。
この形状が気に入ったら唯一無二。
ナポレオン シャークミラー5
- 左右共通
- ブラックの1種
- ステー角度調整
コンパクトなミラー形状なので、ミラーが悪目立ちしない。
シンプル イズ ベスト!
ナポレオン リュートミラー
- 左右共通
- ブラック・クロームメッキの2種
- ステー角度調整
エアロフォルムが特徴。
コンパクトな造りなので、後方視認性は今一つ。
デザインが気に行ったのなら。
ナポレオン エーゼット4ミラーEX
- 左右共通
- ブラック・クロームメッキの2種
- 貼り出し調整
シャークシリーズと並んで、ド定番のエーゼットシリーズ。
シャークシリーズ同様に、ステー・ボディ全てが金属製なので、プラスチックのチープ感が微塵も無い。
こちらはクラシカルな形状なので、落ち着いた雰囲気になる。
エーゼット4は高さを押さえた設計なので、主張しすぎないのが良い。
ザ、王道。
ナポレオン エーゼット3ミラーEX
- 左右共通
- ブラック・クロームメッキの2種
- 貼り出し調整
ステーがストレートな形状なので、貼り出し調整によって高めに設置すれば後方視界が開ける。
ステー・ボディ全てが金属製なので、プラスチックのチープ感が微塵も無いのは、エーゼットシリーズ共通。
ナポレオン エーゼット2ミラーEX
- 左右共通
- ブラック・クロームメッキの2種
- 貼り出し調整
従来の逆ねじ・正ねじ方式の衝撃緩和機構をもった、ビンテージなたたずまい。
日本の伝統的なネイキッドバイクを想像すると、このミラーが思い浮かぶに違いない。
直球ど真ん中。
ナポレオン リッジミラー
- 左右別形状
- ブラックの1種
コスパの良いミラー。
樹脂ステーなどにコストダウンの跡は見られるけれど、歪みないミラー・ガタつかない精度は、日本製ならでは。
おすすめバイクミラー!外し方・調整方法

ミラー交換、調整は難しくない。
気を付けるべきは、逆ねじ・正ねじの区別だけです。
今、扱っているねじがどちらかを意識して、トルクを入れる方法を考えよう。
ねじを外そうとして、思い切り力を込めて締め込んでた
良くある話です。
- 純正ミラーを外す
- 交換ミラーを付けて調整する
1.純正ミラーを外す

14㎜スパナ 1本で外れる
交換ミラーに付属している衝撃干渉装置を使うのであれば、純正のアダプター(No.18)は不要です。
純正のアダプター(No.18)を外し、ミラーアッシーごと取り去ります。
- カバー(No.10)をずらしてミラー接続部を露出する
- 10mm正ねじアダプターナット(No.18)に14mmスパナを掛け、反時計回りに緩める
- 緩んだらスパナを外す
- ねじ山を傷めないようにミラーを支えながら、手反時計回りに回して純正ミラーアッシーを外す
左右とも、手順は全く同じです。
作業中に時計回りと反時計回りを間違えるのはアルアル
もし、ねじが緩まないなら
一生懸命ねじを締めこんでないか我に返ってみよう
純正ミラーの位置調整なら

調整は14mmスパナ 2本だけの作業
回す方向さえ間違えなければ、あっという間の作業
ミラーが振動で緩み、ぐらついて来たらミラー位置を再調整してやろう。
必要な工具は、
- 衝撃緩和機構有りミラー :14㎜スパナ1本です
- 衝撃緩和機構無しミラー :14㎜スパナ2本です
バイクに付いてくる車載工具は14mmスパナ1本なので、必要ならもう1本準備しておこう。
せっかく買うなら、首振りラチェットがおすすめ。
回すたびに、何度もセットし直す手間が無いので快適過ぎる!
- カバー(No.10)をずらしてミラー接続部を露出する
- 10mm正ねじアダプターナット(No.18)を手で時計回りに締めこむ
- 手で回らなくなるまで締めこんだら、14㎜スパナを掛けて時計回りに90度締めこむ
(何かがぶつかったときに衝撃回避のために回らなくなるので、トルクを掛け過ぎないで) - ミラー本体(No.16)を手で反時計回りに締めこむ
- 手で回らなくなったら、ミラーの向きを後方が見える位置に調節する
- 14mmスパナを、10mm正ねじアダプターナット(No.18)に掛け、回らないように手で固定する
- もう1本の14mmスパナを10mm逆ねじロックナットに掛けて、半時計周りに90度締めこむ。
- ミラーをチョッと揺すって固定されていることを確認する
- カバー(No.10)をミラー接続部に掛ける
トルクレンチを持ってるなら、90度締めこむのではなく、2つのナット共に23Nmで締めよう。
正ねじと逆ねじを意識して、回す方向を間違えないで。
2.ねじは締め付け過ぎない

ミラーのねじは締め付けすぎない
衝撃で緩むようにしておく
ミラーは取り付けに大きなトルクが必要なパーツじゃありません。
親の仇のように締め込む必要は無い。
走行中に緩んでこないようにと、力いっぱい締め込んで、ねじを舐めたら目も当てられない。
- 交換ミラーを車体の10mmねじ穴に手で時計回りに回して嵌めこむ
ねじ山を傷めないように、垂直にね - 手で回らなくなったら、ミラーの位置を後方確認しやすい方向に微調整する
- 14mmスパナを掛け、ナットを時計回りに緩めてミラーを固定する
- ミラーを手で軽く動かして、動かなければOK
逆ねじアダプターが無いので、組付けは単純です。
おすすめバイクミラー!まとめ

ミラー交換は比較的簡単な作業なので、カスタム入門におすすめです。
ミラーは目につくパーツなので、交換するとカスタム感が出て満足感が高い。
どのミラーにしようか悩んでいるのは、楽しい悩み。
- 造形が美しく所有感のあるシャークシリーズにするか
- オーソドックスなエーゼットシリーズにするか
最終的にこの2択になることが多い。
両方買っちゃう?
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