2017年に250cc唯一のクルーザーバイク『レブル250』が新発売されました。
翌2018年から2024年までずっと250ccクラスの販売台数1位を独占し続けてます。
そんな人気モデルだけに、毎年のように手が入れられており、年式により細かな違いがあります。
『レブル250用』と記載された社外パーツが、自分のバイクに付かないこともある。

年式によって、何が違うの?
どこを見れば、パーツの適合が解るの?
そんな疑問を解消します。
自分のレブルの系譜を知っておこう。
合わないパーツを買ってしまい、悲しい思いをしないようにね。
レブル250の系譜【2017~2025年モデル、年式毎の違い】

- 2017年レブル250 新発売
MC49-1000001~1099999
デザインコンセプト「SIMPLE」「RAW(未加工)」
カラー:マットシルバー・イエロー・ブラックの3色 - 2019年カラーリング変更
MC49-1100001~1199999
イエロー廃止
グレー・マットブラウンを追加し
カラー:マットシルバー・ブラック・グレー・マットブラウンの4色 - 2020年灯火をLED化
MC49-1200001~1299999
メーターにシフトポジション追加
アシストスリッパークラッチ追加
サスペンション見直し
装備追加のSエディション追加
カラー(ノーマル):マットブルー・マットブラウン・マットシルバーの3色
カラー(Sエディション):マットグレー 1色 - 2021年カラーリング追加
MC49-1200001~1299999 (ノーマル)
MC49-1300001~1399999 (Sエディション)Sエディションにブルーを追加
カラー(ノーマル):マットブルー・マットブラウン・マットシルバーの3色
カラー(Sエディション):マットグレー・ブルー 2色 - 2023年平成32年(令和2年)排出ガス規制対応
MC49-1400001~1499999
カラーリング変更
カラー(ノーマル):ホワイト・グレー・マットブラック
カラー(Sエディション):チタニウム・レッド - 2025年Eクラッチモデル追加
MC49-1500001~
Eクラッチ搭載モデルを追加
併せて、ハンドル形状見直し・シートクッション見直しカラー(Non-Eクラッチ):マットグレー
カラー(Eクラッチ):マットブラウン・マットブラック
カラー(Eクラッチ S):ブラック・グレー
レブル250の系譜概要です。
レブル250は、発売以降、1,2年毎にカラーリングや細かい仕様が変わってます。
あなたのレブルがどれに当たるかを調べるには、車体番号を見ればいい。

軽自動車届出済証に記載の、車体番号『MC49-1xxxxx』を見れば自分のレブル250の年式が解ります。
- MC49-10xxxxなら、2017年モデル
- MC49-14xxxxなら、2023年モデル
自分のレブル205の年式が解ったなら、年式毎の違いを見て行こう。
2017年モデル:MC49-1000001~1099999
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- ナロースタイルのフレームボディー
- ワイド&ファットサイズの前後タイヤ
- ブラックに仕上げたエンジンや各部パーツ
タフでクールなクルーザーが250ccに降臨
かつて80年代のバイクブームには250ccのクルーザーモデルも複数ありました。
しかし、それらが絶えて久しかったとき、満を持してレブル250がリニューアルし新発売されました。
軽量かつ690mmの低シート高、低回転域でもトルクフルで扱いやすいエンジン。
初心者・女性からレブル250のブームに火が付き、シニアライダーに広がっていきました。
気が付けば、翌2018年の250ccクラス販売台数No.1。
カラーリングは、
- マットアーマードシルバーメタリック
- レモンアイスイエロー
- グラファイトブラック の3色。
中でもポップなイエローは、再販を望む声が高い。
2019年モデル:MC49-1100001~1199999
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「パールカデットグレー」「マットフレスコブラウン」の2色を新たに設定。
従来色の「グラファイトブラック」「マットアーマードシルバーメタリック」と合わせ、全4色。
カラーリングの変更のみです。
2020年モデル:MC49-1200001~1299999

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- 全ての灯火をLED化
- メーターにシフトポジション追加
- アシストスリッパークラッチ追加
- サスペンション見直し
- 装備追加のSエディション追加
灯火類をLED化するというマイナーチェンジを実施。
この年から、ヘッドライトが4灯という独特のスタイルになりました。
外観だけではなく、クラッチが軽くなるとともに急激なエンジンブレーキを軽減するアシストスリッパークラッチを導入。より、人に優しい性能を手に入れました。
カラー(ノーマル):
- マットジーンズブルーメタリック
- マットフレスコブラウン
- マットアーマードシルバーメタリック の3色
カラー(Sエディション):
- マットアクシスグレーメタリック 1色
Sエディション追加
- ヘッドライトカウル
- フォークカバー&フォークブーツ
- ダイヤカットシート
オプション設定のパーツを標準装備した『Sエディション』も追加され、クールさに磨きが掛かりました。もちろん、ノーマルモデルにこれらのパーツを後付けすれば、Sエディション相当になります。
2021年モデル:MC49-1200001~1399999
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MC49-1200001~1299999 (ノーマル)2020年モデルを継続
MC49-1300001~1399999 (Sエディション)
「パールスペンサーブルー」のカラーがSエディションに追加設定され、全5色に。
カラー(ノーマル)
- マットジーンズブルーメタリック
- マットフレスコブラウン
- マットアーマードシルバーメタリック の3色
カラー(Sエディション)
- マットアクシスグレーメタリック
- パールスペンサーブルー 2色
5色もの選択肢があるのは、人気モデルならでは。
2023年モデル:MC49-1400001~1499999
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平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応
スペックが僅かに悪くなったが体勢に影響なし
排出ガス規制対策により、最高出力は変わらないが、WMTCモード燃費が僅かに悪化。
- 60km/h定地燃費値 46.5 ⇒ 47.0
- WMTCモード値 34.1 ⇒ 33.7
しかし、体感できるものではありません。
併せてカラーリングが変更されました。
カラー(ノーマル)
- パールメタロイドホワイト
- パールスモーキーグレー
- マットガンパウダーブラックメタリック 3色
カラー(Sエディション)
- チタニウムメタリック
- キャンディーディーゼルレッド 2色
レブル250としてはポップな色、ホワイト・レッドが設定されたのが目新しい。
2025年モデル:MC49-1500001~

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Eクラッチ搭載モデルを追加
クラッチレバー操作をバイクが自動で行う、『Eクラッチ』装備モデルが追加されました。
DCTのように自動変速はせず、あくまでライダーの指示(左足シフト)により変速しますが、クラッチレバー操作が不要になった。
これによりクラッチ操作に不慣れな初心者・年配者にとって朗報です。エンストゴケの恐怖、渋滞時のクラッチ操作により左手の疲労を解消してくれる。
クラッチレバーはついているので、クラッチレバーを握るとEクラッチの動作はキャンセルされる。従来のクラッチ操作も楽しめるのが嬉しい。
- ハンドル形状の見直しで、ハンドルが近くなった
- シートクッションの見直しで、乗り心地が優しくなった
- リアサスの見直しで、乗り心地が良くなった
全モデルに対し、これらの改善も併せて行われました。
カラー(Non-Eクラッチ):
- マットディムグレーメタリック 1色
カラー(Eクラッチ)
- マットフレスコブラウン
- マットガンパウダーブラックメタリック 2色
カラー(Eクラッチ Sエディション)
- パールシャイニングブラック
- パールカデットグレー 2色
Sエディションは、Eクラッチ専用になりました。
レブル250の系譜 まとめ

250ccクラス唯一のクルーザーモデルとして登場したレブル250。
足つきの良さ、フレンドリーなエンジン特性により大人気となったのはご存じの通り。
1年待ちと言われた納期も、カイゼンされつつあります。
- あなたのレブルがどのモデルなのか?
- 中古車として狙っているレブルは何年モデルなのか?
車体番号(MC49-xxxxx)を調べてチェックしてみよう。
年式によっては、付かないパーツなどもあるからね。
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