レブル250は、2017年に発売開始されたホンダの250ccクルーザー。
以降、連続して250ccクラス販売台数トップを走り続けてます。
そんなレブル250に、マイナーチェンジでEクラッチ仕様が追加されました。

Eクラッチ付きのレブル250って、どうなの?
250ccにEクラッチって意味あるの?
そんな疑問を解消します。
Eクラッチは、小排気量バイクでこそ存在が光る
メリット
- 250ccは、初心者・高齢者が選ぶ排気量
⇒ エンストごけの心配からの解放 - トルクが無いので頻繁なシフトが必要
⇒ 左手腱鞘炎からの解放
デメリット
- 価格
- 右足との干渉
こんな内容を知ってスッキリしよう。
最初に言っておくけど、EクラッチはAT免許じゃ乗れません。
クラッチレバーがあるからね。
Eクラッチを手に入れたレブル250は、鬼にマシンガンでした。
レブル250 基本性能のインプレ

Eクラッチが付くと同時に、細かな仕様変更がされてます。
- ハンドル位置を手前に寄せた
- シートのクッション性を上げた
- リアサスセッティング見直し
しかし微調整レベルで、基本的なバイク性能は何も変わってません。
だから、これまでのレブル250への評価は、そのままEクラッチにも引き継がれてます。
Eクラッチが付いても何も変わわない。
基本性能のメリット

基本性能のデメリット

レブル250 Eクラッチのインプレ【エンスト・左手痛からの解放】

Eクラッチは、クラッチを1度も握らない
— ごくう (@pcxgo_com) April 20, 2025
1速スタートしたら、アクセル開きっ放しで
左足で変速するだけ、勝手にスムーズに変速する
停止時も、6速のまま停止したって
左足だけでトントンと1速にするだけ
ニュートラル探さなくても良いの
250ccはトルクが無いので変速が多いけど、楽々ですね… pic.twitter.com/Ij4KmYXjF0
このツイート(ポスト)が全てだけど、もう少し、突っ込んでみます。
Eクラッチのメリットは、2つ
- エンストごけの心配からの解放
- 左手腱鞘炎からの解放
Eクラッチのデメリットは2つ
- 価格アップ
- 右足との干渉
Eクラッチって何?
Honda E-Clutchは、クラッチコントロールを自動制御化することで、クラッチレバー操作なし※でスムーズな発進、変速を可能とした電子制御技術です。「Take You to the NEXT STAGE」をコンセプトに掲げ、高いスポーツ性能、快適性、安心感を追求した新たな技術で、「操る楽しさ」を求める幅広いライダーにワンランク上の走りを提供します。
ホンダ公式を引用
クラッチを握って変速しようとすると、Eクラッチは何もしない。
人に制御を任せます。
クラッチを握らずに左足で変速しようとすると、クラッチ操作をバイクが自動でやってくれる。
だから、クラッチに全く触れずに
- ニュートラルでエンジン始動したら、停止状態で1速に入れる
- アクセルを開けば、勝手に半クラを駆使して発進
- 左足でシフトアップ・ダウンの指示するだけで変速
- 6速のまま停止しても、エンストしない
- 停止中にトントントンと1速に変速
- アクセルを開けば、勝手に半クラを駆使して発進
停止中にニュートラル探さなくて良いのは、うれしい。
Eクラッチのメリット

- 250ccは、初心者・高齢者が選ぶ排気量
⇒ エンストごけの心配からの解放 - トルクが無いので頻繁なシフトが必要
⇒ 左手腱鞘炎からの解放
Eクラッチは、大排気量より250ccでこそ、その存在意義が花開きます。
メリットは2つ。
1.エンストごけの心配からの解放
坂道発進、Uターンでのエンストごけ心配からの解放
初心者・年配者がマニュアルバイクに乗るにあたっての心配事は、足つきとエンストごけです。
レブル250は、足つきは既に克服しており、Eクラッチによりエンストごけも克服しました。
マズい状況になっても絶対にエンストしないので、アクセルを少し開いて立て直せます。
旋回中のバイクが傾いている状態でエンストすると、まず持ちこたえるのは不可能。
170kgと比較的軽いレブル250でも、よほど体力のある人でないと支えきれない。
初心者や高齢者にとって、足つきが良くてエンストの心配が要らないEクラッチはぜひ欲しい装備です。
単にシフトをサボるための装備じゃない。
2.左手腱鞘炎からの解放

トロトロ渋滞に捕まっても、左手が逝くことは無い
マニュアルバイクの何が辛いって、炎天下の渋滞ほど辛いものは無い。
灼熱の太陽とアスファルトの照り返し。
延々と続く渋滞の列に並び、左手クラッチを駆使して微速前進・停止を続けるのは苦行です。
左手の握力の耐久テストをしているようなもの。
アシスト&スリッパークラッチにより軽いクラッチのレブル250でも、限界はあります。
遠からず左手はクラッシュする。腱鞘炎は1度なると完治し難い辛い病気なので気を付けたい。
Eクラッチなら、1速に入れたまま微速前進・停止が続けられます。
停止すればEクラッチが勝手にクラッチを切ってくれ、アクセル入れれば勝手に半クラで発進してくれる。
Eクラッチがあれば、左手は守られます。
Eクラッチのデメリット

- 価格アップ
⇒ 5万円アップの価値はある - 右足との干渉
⇒ Eクラッチの出っ張りが気になるかも
光があれば影が出来ます。
Eクラッチもメリットばかりじゃない。
でも、致命傷では無いので安心して。
1.Eクラッチによる価格アップ

通常モデルに比べ、約5万円アップの価値はあります。
- スポーツ走行したいときは、クラッチを握って自分のタイミングでシフトチェンジ
- 景色を楽しみたいときは、Eクラッチに全てお任せ
1粒で2度おいしいのが、Eクラッチ。
下取りするとき査定アップも、十分に期待できる。

2.右足との干渉

Eクラッチの追加により、エンジン右側が若干膨らみました。
バイクに詳しい人しか気づかないレベルだけど、膨らんだのは確か。
二―グリップをきつく行うと、向う脛との干渉を感じるかもしれない。
パンツが溶けるようなことはまず無いし、慣れの範囲だとは思う。二―グリップをガッツリ行うようなバイクでもない。
しかし、気になるなら試乗してみるのがおすすめ。
レブル250 Eクラッチのインプレ まとめ

レルブ250が気に入っていて、5万円の価格アップが許容範囲ならば、Eクラッチを選んで損は無い。
きっと、あなたのバイクライフを豊かなものにしてくれます。
- エンストゴケの心配からの解放
- 左手腱鞘炎の心配からの解放
バリバリとバイクを乗りこなしている人には、無用の心配かもしれない。
でも、初心者や年配者にはきっと刺さります。
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